「センシティビティ」がテーマ
10月に新しい4週コースが始まり、その第一回目のウェビナーに参加しました。今回のコースのテーマは「センシティビティ(感覚)」です。
テーマについては以前から知らされており、内容についてはなんとなくわかるものの、具体的にはどんなものなのか、わかりませんでした。
ただ感覚というものはどの武術でも重要視されており、これをシステマではどのように扱っているのなのか、興味がありました。
ワーク内容
エネルギーを感じる
まず最初に基本的なエネルギーを感じるワークとして、
上に向けた左掌の上に右掌を覆うようにかざす
その逆もする
こうすると掌の間になにか、圧力や引力のようなものを感じます。
ここで右と左で違いを感じることが重要だそうです。右と左では体内の状態がポジティブかネガティブか違っており、それを感じるとるのが必要であるとのこと。
右手と左手では役割が異なるようなんですが、個人的に違いを感じることができるときと出来ないときがあります。
正直、錯覚なのかそうでないのかの判別も難しいです。このあと何度もやってますが、そのときによって感じ方も違ってきて、とてもデリケートです。
それに左と右とで感じ方が違うこともあるし、圧力を強く感じたり、引っ張る力を感じるときもありました。
ストライクのダメージを抜く
左手で相手にストライクしてエネルギーを注入したあとに、そのダメージを右手で抜く、というデモもありました。
これにはちょっと驚きました。中国功夫でしかこの話は聞いたことはなかったからです。同じアイデアがあるんだなぁと感心しました。
ちなみに、これをしないといつまでもストライクの影響が体内に残ったままになって、相手の健康に良くないし、回復にも時間がかかる、という話もあります。
なので練習相手には必ずやってあげる、というのが中国功夫のほうの話でありました。このデモではそこまでの話はなかったですが・・・。
自分をヒーリングする
同じ原理で内臓の調子が悪いときなどはヴラッドは右手を自分のお腹などに当てるそうです。
これによりエネルギーを注入し癒やすわけです。彼は右手がエネルギーを出す方だそうです。
逆にエネルギーを引き抜きたいときは左手を使うそうです。どちらの手を使うかは人それぞれだとのことです。
プッシュアップでパワーが生み出す
またプッシュアップでパワー(エネルギー)を生み出すワークをしました。
普通にプッシュアップをします。回数は人それぞれなので、自分にあった回数をこなすことが必要です。
うまくできると腕にエネルギーが満ち、重みを感じ、強いストライクが打てそうなフィーリングを感じます。
このとき拳の位置を変えたりして、パワーが生まれる場所をさがします。
プッシュアップをやったら、上記の「片方の掌の上にもう片方の掌をかざす」をやって状態を確認します。
うまく出来ていればパワーを感じます。出来てなければパワーが失われています。
私は何度やってもパワーが減っていきました……。
身体にパワーが出てくるというのは他のワークでは体験することは何度かあります。
複数のワークをやって腕を疲れさせると、肩が下がって腕の重みを使えるようになります。そういう感覚なのかなと思うんですが・・・。
ヒーリング、状態
他には
- 立った状態で床を感じる
- 膝立ちで床を感じる
- ナイフや腕でヒーリング
などをやりました。
ヒーリングした後は「流水で腕の肘から先を洗い流して悪いエネルギーを流す」をする必要があることも習いました。
まとめ
当たり前の話ですが、やっばりできるワークと出来ないワークがあります。
プッシュアップでパワーが生まれるワークでは、どうしてもパワーが減っていきますし、膝立ちと普通に歩くのとで、テンションの入り方がまるっきり違っていることも大きな気づきでした。
今後どういった内容を習えるのか、楽しみです。