身体からテンションや凝り、強張りを失くすワークをするようになって気がついたのは
普通と思ってた状態が実はストレスだらけだった
ということでした。たとえば以下のようなことが分かるようになってきました。
- メガネを支えるために少し顔に力が入っている
- 痛くはないが、歯や顎の周りに力が入っている
- お腹に自然と力が入っている
- 身体を支えるために足に少し力が入っている
- etc…
誰にも言われてないのに、勝手に消耗していたというわけです。
こういうことに気づいて、それらをひとつひとつ減らしていくようにしてきました。
そういうわけで、今は自分の体をマッサージすることは生活の一部となっています。
✓ システマ・マッサージの効能
- マッサージなので、リラックスできる
- 凝った部分をほぐすことができる
- 凝りやこわばりができにくい身体になる
- こわばりができにくいので、疲れにくくなる
- 外部ストレスに強くなる
システマはマッサージが練習の一部みたいなものなので、大人の財力に物をいわせて買いあつめました。
今回はシステマのマッサージグッズと、ストレスを身体に入れない方法について、紹介します。
システママッサージに使うグッズ
マッサージにはいろいろな用具があります。その中で
1)システマのショップで買えるもの
2)マッサージに使うために自分で買ったもの
をそれぞれ紹介します。
システマの用具
こちらはシステマ・マッサージで使うグッズです。システマのショップじゃないと入手が難しいです。
マッサージスティック
つぽ押し棒みたいな形ですが、それより少し大きめで全長15センチ、太いところで直径3センチくらいです。
これでツボに限らず身体中いたるところを押したり、こすったりします。
健と健の間や関節の軟骨まで届くので、かなり効きます。
ハリハリのコロコロ(リャブコ・アプリケーター)
針が植えてある、コロコロです。「ハリハリローラー」とも呼ばれています。
これで身体のいたるところを転がします。これは頭頂や後頭部によく使いますが、手に握ったりもします。
なにげに掌は緊張だらけになっています。
他にボール、マットなど、いろいろあります。
以下のリンク先はAmazonのハリハリローラーのページです。
》Applicator Lyapko Roller を見にアマゾンへ行ってみる
スティック (杖)
これは何でもいいのですが、直径3センチくらい、長さ130センチくらいの棒です。
日本では合気道の杖を使うのが一般的です。またホームセンターで丸棒を買ってきて使ってる人もいます。
システマではスティックを良く使います。武器や体の感覚を理解するためのツールでもあるのですが、マッサージやストレッチ、モビリティの向上のために使うこともあります。
金属のナイフ
頭を使っていると緊張で偏頭痛になったりしますが、金属のナイフをおでこや頭にあてると、休んでるだけで偏頭痛がとれます。
私は刃のないトレーニングナイフをおでこに当てて寝るようにしていたら、長年取れなかった偏頭痛がなくなりました。
ウィップ (鞭)
私は一番長いコサックウィップ(ナガイカ)を持ってます。他にボルチャッカ、ラドーシュカという種類があり、順にサイズが小さくなります。
ナイフと同じく元々武器ですが、叩いて血行を良くする効果があります。
私は主に自分の背中を叩いてます。
これらはアマゾンなどでも買えるものもありますが、すべてシステマ東京のオンラインショップで買えます。
使えるマッサージ器具
完全に代用出来るわけではないですが、これらの他に手に入りやすい健康グッズも使ってます。
原理がわかってくると、なんでも使えるようになってきます。
鉄アレイ
どこのご家庭にもあるであろう、鉄アレイです(笑)
鉄アレイは元々重さがあるので、あまり力を使わなくてすみ、球体という形も気に入っているのでよくマッサージに使っています。
鉄アレイ・マッサージのいいところ
- 身体がテンションを外に流すことを理解してくれます。
- 重みがあるので、ボディ・ウェイト・マッサージと同様の効果があります。
- 重みを使うので、力が入らないところもマッサージできます。
やり方ですが、身体に鉄アレイを乗せて横に流すようにずらすだけです。
私は2キロの丸い鉄アレイで、腹、胸、上腕、背中、大腿、などをやってます
時々6キロでふくらはぎをやったりします。またケトルベルを使ったりしてます。
おすすめのサイズは1~3キロくらいです。サイズが大きいと逆にやりづらいし、女性だと重くて持ち上がらないケースもあるからです。
ダイソーダブル肩たたき
しなるように設計された柄に2つのボールがついている肩たたき棒。
この構造は威力が身体の奥までとどくようになってます。
武術で言えば「鎧とおし」などの突きと同じ原理で中まで浸透します。
これで手が届かない背骨の両側、全体をマッサージできます。
私は頭頂から下まで、まんべんなく叩いてます。
この肩たたき、昔は手軽に入手できたのですが、今はダイソーでしか入手できません。
ダイソー ツボ押し Twin Ball
もともとは背中のツボ押しだと思いますが、私は足の裏に使ってます。
床に体育座りのように座り、ボールの上に足の裏をのせ、そのまま腰をあげ体重をかけます。
体重を使うので、かなり強烈です。
ペーパーナイフ
上の金属ナイフの代わりに仕事中、つかってます。
トレーニングナイフでも持ち歩くわけにもいかないので、これで代用してます。
大切なのは金属であること。どうもプラスティックやゴムでは緊張感が足らないようです。危険だと身体に思わせることが大事なようです。
ストレスを体内に入れないようにする
個人的な感想なのですがマスターたちには、「体内にストレスを入れないように生活する」のが良いように云われている気がします。
姿勢を真っ直ぐにする
マスターのミカエルに健康相談するとほぼ確実に「姿勢を真っ直ぐにする」と云われるんです。
たいそうな答えを期待してると肩すかしを食らったような気分になりがちですが、本当にそうだなあと実感します。
例えば歯が痛いとイライラしますよね。それが続くと人にあたったりするようになったり。
このように少しでも身体のどこかが辛いとすこしずつ精神に悪影響がでてきます。
でも姿勢がまっすぐだと筋肉でささえることもなく、本当に力が抜けた楽な状態でいられます。すると不思議と気分が良くなるので、精神に余裕が出てきます。
性格も穏やかになってきます。
正しく呼吸する
呼吸はちゃんと喉を通っていることを確認しながらします。
50回くらい繰り返して、肺全体、身体全体に通るようにしてれば
自然と背筋ものびて、呼吸も楽になり、アバラまわりの緊張もとれてきますね。
水を飲む回数を増やす
最近言われるので、水を飲む回数を増やしてます。
私はコーヒー・ジャンキーなのですが、それでも水の回数を増やしてます。
コーヒーは代わりにはならないそうです。
まとめ
システマ式健康の知識を使って、だいぶ日常生活を快適にすごせるようになりました。
仕事で身体がおかしくなっても、上の道具を使ってマッサージすれば回復します。
システマ、良いことづくめです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。