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【論理思考:KT法】意思決定を支援する決定分析 (DA, Decision Analysis)

2022 4/17
KT法
2021-02-12 2022-04-17

NASA をはじめとする公的機関や米国大手企業が採用している KT 法の中には意思決定を支援する手法があります。

それは「決定分析 (DA, Decision Analysis)」と呼ばれています。

この記事を読むことで KT法の決定分析 (DA, Decision Analysis) を使えるようになります。

読み飛ばしリンク
  • 決定分析 (Decision Analysis) を知りたい → 決定分析 (Decision Analysis) とは
  • どういう決定に使えるかを知りたい → 決定のタイプ
  • 手順を知りたい → 決定分析の手順

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タップできる目次

KT 法とは

KT法についての説明は既にしてあるので、下の記事を参照してください。

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【論理思考:KT法】不具合修正に特化した問題分析 (PA, Problem Analysis) について KT 方とはアメリカで考案された論理的思考の手法で、NASA など機関、大手企業に採用されています。 この記事では、そのうち不具合修正に特化した問題分析 (PA, Problem …

KT本社のサイトに行くと、どういう企業が KT法を採用しているかもわかります。(サイトは こちら)

KT法については以下の本で学ぶことが出来ます。

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決定分析 (Decision Analysis) とは

名称は「決定分析」となっていて、

意思決定するのに、分析?

と違和感を感じると思います。でもこれには理由があります。

この手法を行うことで、「なぜこの決定に至ったのか?」という理由を客観的に関係者や社外の人たちに説明できるからです。

分析というと「起こった」ことを調査するイメージですが、KT法 (DA) では最初から客観的に分析しながら最後に意思決定を行う形になります。

もちろん個人的なものから、複数のエキスパートが協力する必要がある案件まで、幅広く意思決定に使えるプロセスです。

決定のタイプ

決定することについて、そのタイプは幾つかあります。

  • Yes / No タイプ : それまでの方法を変更すべきかどうかを判断するタイプ
  • プロジェクトタイプ:複数のエキスパートが参加、多様な情報を分析して決定するタイプ
  • 実行判断タイプ:ある提案に対して、その実現方法が実行に移すに値するものかを判断するタイプ
  • 作成タイプ:もともと提案がなく、決定するチーム(個人)が提案をゼロから作るタイプ
  • 日常の判断タイプ:日々のルーチンワークで発生する判断

決定分析 (DA) は上記のどれにでも使用することかできます。

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決定分析の手順

プロセスは大体、以下のとおりです。

決定分析の手順
  1. 何を決定するのか書く (State Decision)
  2. 達成目標を具体化する (Clarify Purpose)
  3. 意思決定の候補を評価する (Evaluate Alternatives)
  4. リスクを評価する (Assess Risks)
  5. 意思決定する (Make Decision)

全てを実行する必要はなく、簡単なものなら ④ などは飛ばしても構いません。

また意思決定候補はすぐに決まってしまうこともあります。

手順1: 何を決定するのか書く (State Decision)

まず最初に決定することを一文で書きます。例えばこんな感じです。

“臨時にボーナスが出たので、投資先を決める”

紙に書き出すこと自体が、客観的にものを考える第一歩です。

めんどくさがらずにやりましょう(笑)

手順2:達成目標を具体化する (Clarify Purpose)

達成目標をリストアップする

次に「①で書いたことは、何を達成すればなし得るのか(目標)」をリストアップしていきます。

何を達成すれば、①で書いたことを決定することが出来るでしょうか?

①を決定するためには複数の目標を達成する必要が出てくると思います。それをリストアップしていきます。

目標を MUSTs と WANTs に分類する

リストアップした目標は、MUSTs (必ず達成する)、WANTs (達成したい)の2つに分類します。

そのとき、MUSTs になるものは以下の3つの条件をすべて満たすように分類します。

MUSTs の要件
  1. その目標は、”絶対” なのか?
  2. その目標は、制限なのか?
  3. その目標は、現実的か?

これらは「絶対に達成すべき目標」になります。必ず達成される必要があります。

この3つの条件を満たさないものは全て WANTs になります。

WANTs に優先度(重み)付けをする

次に WANTs について、優先度をつけます。(重み付け)

どれだけ重要かを数値化するのですが、0 – 10 の間くらいがいいでしょう。

1 – 5 でも構いません。とにかく数値化します。

今までの成果を表にまとめるとこのようになります。

目標MUSTsWANTs優先度
ボーナスの金額は超えないことx
暗号通貨は投資するx
費用対効果がほぼゼロと思われる金額になる投資先は止めるx
A. FX / CFD の資金に追加x6
B. インデックス投資に追加x3
C. 高配当株に投資x6
D. 小型株に投資x9
目標と MUSTs と WANTs と優先度

手順3:意思決定の候補を評価する (Evaluate Alternatives)

意思決定の候補を具体的にリストアップする

次にどういう決定をするか、意思決定の候補をリストします。意思決定の候補は、全ての MUST を満たす必要があります。

満たさない案はリストしません。

意思決定の候補と MUSTs と WANTs の視点から評価する

複数の意思決定候補を WANTs の視点から評価して、順番付けします。

MUSTs を評価しないのは、MUSTs は必ず満たさなければならないからです。

評価するときはマトリクスを作成するのが速いのでそうしましょう。(なにを使ってもいいです)

例のケースを評価すると、次のようなマトリクスになりました。

WANTsABCDスコア
暗号通貨と小型株に配分、他はしない6 x 03 x 06 x 09 x 19
暗号通貨と高配当株に配分、他はしない6 x 03 x 06 x 19 x 06
暗号通貨とインデックス株に配分、他はしない6 x 03 x 16 x 09 x 03
暗号通貨とFX / CFD に配分、他はしない6 x 13 x 06 x 09 x 06
意思決定候補の評価マトリクス

MUSTs を考えると、

  1. 金額の上限がそれほど多くなく
  2. 少ない資金を追加しても効果があまりない

という点を考え、意思決定の候補は「暗号通貨ともう一つ」というパターンに落ち着きました。

手順4:リスクを評価する (Assess Risks)

各意思決定候補について、リスクアセスメントします。

主に下記の点から評価します。

  1. その実行案を実行したら、どういう悪いことが発生すると考えられるか?長期的、短期的に
  2. MUST の制限に近づいてきたとき、どういうことが発生すると考えられるか?
  3. その実行案の不利な面はなにか?
  4. なにかまちがった情報がないか?その可能性があるものは?

例のケースの場合、全て投資ということもあり、どれにしても同様のリスクが有るとしました。

手順5:意思決定する (Make Decision)

リスクとメリットのバランスを考え、決定します。

例のケースでは、暗号通貨と小型株に配分する案のスコアが一番高いため、この案を採用することにしました。

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あとがき

これまでの説明では、以下のことをやりました。

  • 決定分析 (DA, Decision Analysis) とは KT法の一つで、意思決定を支援する
  • 達成する目標と意思決定候補をリストし、目的は MUSTs と WANTs に分類する
  • WANTs には優先度をつける
  • 目標と意思決定候補とでマトリクスを作成し、評価する
  • リスクとメリットのバランスを考え、意思決定する

参考図書

KT法の参考書は以下のもので、多分唯一のものです。

この手法を開発したケプナー氏とトリゴー氏の著作です。

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原著は英語版です。

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今回も最後までよんでいただいてありがとうございました。

ではまた~。

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本業は外資系 IT エンジニアでお客様の問題解決を20年くらいやってます。趣味はロシア武術システマと投資をぼちぼち。

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