FX からはじめて、投資やトレードをいろいろとやりました。
それらを経験して分かったことは、投資はあまり効率的ではないこと、投資家でもなんでも勝つ人は戦略を持っている、ということでした。
- 投資より仕事のほうが効率が良い。投資は貯金の代わりと思う程度がちょうどいい
- 仕事も自分で起業をしたほうが理論上、収入の上限がなくなる
- デイトレは時間が無駄になることが多く、時間的に効率が悪い
- 投資に限らず、勝つ人は勝つ方法を考えているし、知っていて実践している
- 戦略がない人は、何をしてもお金を失う
元金と利益をくらべてみると、投資はあまり稼げないことがわかる
たとえば、投資ってどれくらい利益が出るんでしょうか。
下の表を見てください。
アセットクラス | 株価指数 | 平均利回り (つみたてNISA) | 税引き後平均利回り (通常の積立投信) |
---|---|---|---|
国内株式 | TOPIX | 1.43% | 1.17% |
先進国株式 | MSCI World Index (MSCIコクサイ・インデックス) | 2.63% | 2.19% |
米国株式 | S&P500 | 3.84% | 3.26% |
一番利回りがいい S&P500 でも資本100万円が一年後に3万8千4百円の利益です。
1億だとやっと 384万円です。年収384万は結構きついですね。
FX などで短期でデイトレしても効率よくできて年利15% くらいが継続できるレベルではないかと思います。
この場合、資本金100万が年収15万円です。
これでもかなり上の方です。これ以上をやろうとすると、バクチになります。
これが仕事だと、資本金がゼロでも利益が出ますよね。
仕事したほうが効率がいいです。
ふつうに言われていることですが、投資を始めるには多額の資金が必要だというのは、こういう現実があるからだと思います。
ただ働くだけだと先細りになる可能性も
ただしピケティ理論によると、労働者と資本家の格差は広がっていくものだということです。
就職するのなら資本がなくても収入は入ります。
ですが起業するほうが(最初は大変ですが軌道にのれば)年収はどんどん上がっていくものです。
ということは、今はむつかしくとも、いずれは起業することを視野に入れたほうがいいということになります。
デイトレは時間がムダになることが多い
FX本を書いてる人のほとんどが一日中チャートを見て、タイミングでトレードしてます。
やってみるとわかりますが、時間的にムダが多くなります。
- FX は午前中に動くので、休日にやるとしたら午前中が潰れる
- やっていても、タイミングがなければ取引できないときもある
仕事にするにしては、あまり効率がよいとは思えません。
また最近は FX もあまり上下しなくなり、稼げなくなってきました。
そのせいもある気がします。
私は FX トレードを仕事にする気はないため、デイトレは基本的にやらないようになりました。
ビジネスでも稼ぐ人は、やり方を知っていて徹底している
相場師の考え方を知るためにいろいろ本を読みました。
読んでもすべてが分かったわけではありませんが、
この人達は勝てるときに勝つ戦略を持っている
ということはわかりました。まとめると以下のようになります。
- 資金管理はちゃんとやっている。(家計もちゃんと考えている人もいる)
- 試合の勝率にはこだわらない。目的を明確にして、徹底している(最終的な所持金額や利益など)
- 目的が明確なので、勝てないときのリスクヘッジも素早い
- 試合中やゲーム中にコストと利益を常に考えている
ゲームや相場師の考え方
どちらかというと勝率にこだわらず、
最終的に利益にするにはどうするか
ということに注力している人が多い気がします。
例えばプロとしてお金を稼ぎたい人は、
- その勝負する場までの交通費、滞在費を含め、
- そういう経費と賞金額を天秤にかけて、どれくらい稼ぐべきなのかを考え、
- 最低何位につくと、その賞金を手に入れられるか
ということを考え、
- ゲーム中は勝率はこだわらず
- 麻雀なら点数、カードなら賞金が今後、どうなっていくかを気にする
をつねに考えている、という印象を持ちました。
勝つことが前提ですし、それでも勝てないこともありますが、
そういう限られた状況の中で、お金を稼ぐためにできることを戦略的にやっている
と思います。
相場師やゲームの考え方については、下の記事にも書いてますので、読んでみてください。
ビジネスでも仕組みや戦略が必要
ビジネスでも同じです。
お金を稼ぐ仕組み(ロジック)がないと利益は出ません。
なので負け癖がついてる人、稼ぐ力を伸ばしたい人は、戦略や仕組みに意識を向けるのがよいと思います。
参考になる「相場師の考えかた」おすすめ本
下の本は勝つための相場師の考えかたを学ぶのにおすすめの本です。
ほかにプロ麻雀の方の考えかたも参考になりましたので、ご紹介します。
● ウォーレン・バフェット (米国の投資の偉い人)
言わずとしれた、投資の神様です。でも投資家というよりビジネスマンのイメージです。
● ジェシー・リバモア (米国の投機家、「世紀の相場師リバモアが築いた「勝つためのルール」とは」 )
投機家です。とにかく計算に強かったそうです。
戦後の投資家。ちょっと書いてることが古いですが、勉強になります。
売りのやり方が書いてある本はあまりありませんが、この本で勉強しました。
● cis (日経指数を動かすと言われる投資家、Twitterアカウント)
この人が動くと日経指数が動く、という個人で巨額の投資をする人です。
この人はどういう人なのか、知りたい人は下の本がおすすめです。
● 木原直哉 (プロのポーカープレイヤー、「木原直哉オフィシャルブログ」)
日本初のプロポーカープレイヤー。稼ぐための考えかたがとても参考になります。
今日の一冊
新しいことを勉強するとき、私は本を2種類買います。
一冊目はカンタンだけどざっくりと全体像を理解できる本。もう一つは突っ込んだ内容の比較的細かく詳しい本。
仕事柄新しい分野の勉強をすることが多く慣れているので、そういうスタイルに落ち着いてます。
FX を始めた頃も Zai という雑誌から出でいる「初心者向け」のこの本を買いました。
本当に入門書ですが、一通りのことが書いてます。
一度読んでみるといいと思います。